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清き流れに　戸地川の自然を守る住民運動の軌跡
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話したが、採石を断念してもよい考えを 持っている、但しもう一人のA氏が続行の 強行発言をくりかえしていると、会員高村 二二男に十二月十七日に電話にて情報を送っ てきている。当時大いなる進展を期待した 記憶があるが、情報はいずれ「守る会」側 に、ながれていくことを想定した業者側の心 理作戦の一つであったとも考えられる。 　しかしこの間、若干の動きはあったもの の町当局の動きもみえず、問題解決への進 展もなく、全体としては膠着状態にあり、 行政の我々に対する対応のなかにも大きな 疑問があり、本当にこういうことで世の中 は通っていくのかと、八方塞りのような状 態に陥り、今後私たちはどのような行動を 取っていったらよいのかと、不安な気持ち になった。 　話し合った結果、私たちの不安と疑問点 を、村上の全国集会の第三分科会の責任者 皆川袈裟雄氏に手紙で送った。村上での皆 川氏の、私たちに寄せる好意の眼差しに、 頼ってみようと思ったのである。 　こうして、平成十二年は暮れていった。

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