|戸地ライフ・TOP｜ 「戸地川の自然を守る会」TOP|
清き流れに　戸地川の自然を守る住民運動の軌跡
←前ページ	TOP→目次→【暴力事件から見えてくるもの-３】 　　　　　　　　　　　　　　【三千人の署名の提出とクリーン活動-１】	次ページ→

（事件番号七一号）は、平成一三年一一 月三十日、佐渡簡易裁判所に起訴（略式命 令請求）したので通知します。と言う内容 のものであった。由利子の水質検査は、そ の事件後も続いた。時には夫の洋一氏に 同行してもらい、信念の基に続けたので ある。 （資料No.9-1） （資料No.9-2） （資料No.9-3）

三千人の署名の提出とクリーソ括動 私たちはこの暴力事件のみにかかわって いた訳ではなかった。外部団体との接触も あり、結構多忙をきわめていたのである。 そしてそのことが自分たちの行動に確信を もち、勝てぬとも負けぬと言う気持ちを、 強くさせ支えてくれていた。 八月三日には坂東先生、石附さん、平弁 護士、皆川美智子さんが来て、法務局をお とずれ道路の関係について、専門的立場か ら調査をした。 その晩、酒を酌み交し遅くまで語り合っ た。皆川美智子さんは、別用で来られなかっ た夫の皆川袈裟雄さんに、宴会の様子を嬉 しそうに電話をしていた。しかしこの後か ら急に具合が悪くなり入院されたとの情報 がはいり、ついに、この運動中に故人とな られてしまった。 守る会有志で葬儀に赴いたが本当に、心 底私たちの運動を理解され、応援してくれ たのにと痛恨の極みであった。棺の中に戸 地川の水を入れ合掌したが、採石が終わっ た今、お目にかかって思い出話など語り合 える事ができたら、どんなによかったろう と想うと残念でならない。 八月四日、佐田の中央会館で開かれた島 嶼学会主催のシンポジウムに参加しその足 で坂東先生、塚本さんらと梅津の採石現場 を見学した。 　恐ろしいほどの規模のものであった。五 日には島嶼学会の小林正典先生を含むメソ バーと採 石現場を 見学し、サ ブセン夕ー で話し合い を行なった。 　一四日に は東京戸 地会の人 達と採石現場を一見て、懇親会を盛大に行 なった。私たちはこの年から、いわゆるハー ドの面のほか、ソフトの面での活動もお

（５６P）

（５７P）

←前ページ	TOP→目次→【暴力事件から見えてくるもの-２】	次ページ→
(c)戸地川の自然を守る会