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清き流れに　戸地川の自然を守る住民運動の軌跡
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などを頂いて帰島した。 この署名提出は一月一一の「朝日新聞」 に載った。

取水問題の発生 　戸地部落では、町との間に採石問題のほ か、戸地川の水を相川の町に送水したいと いう問題が起きていた。当時相川町会議員 （水道委員会運営委員）であった高村二二 男のところに、水道委員会開催の文書が届 き、この委員会の中で、戸地川の水を町へ とりいれたいという原案をもとに、審議が なされた。高村議員はこの計画に当然反対 を唱えたが、ある議員からは、「高村さん、 公益を考えて採石問題と取水のこととは別 個に考えてくれ」と言われたりした。また も部落に事前協議もないままに、具体案が 示され話が進んでいる事に対して、部落総 会にて猛烈な反対意見がでて、署名をとり 町に提出した。 　採石問題では、地元が水源、水道管への 影響も含めた反対運動を行なっている中、 自分の町の重要な問題にもかかわらず、私 たちと業者の問題とのみ考え、「まあまあ 歩み寄って、話し合って」という態度しか 見せなかった癖に、なんと虫のよい話だろ うと憤りを感じた。 　結局この問題は、調査費凍結ということ で終息に向かっていった。 　高村二二男の報告文善があるので記載し ておく。 　　議員報告号外 　　　　　　　　　　平成一四年三月二十日 　　　　　　　　相川町会議員　高村二二男 「戸地川取水事業の委託調査費が不執行」 　この問題は、戸地川から一日当たり二〇 〇〇取水し、相川上水道（現在小川から米 郷へ給水）の右沢浄水場へ水道水を送ると いう遠距離導水事業で平成１５年１７年度 に工事し、総事業費十七億円（町の借金 一一億三三〇〇万円）の計画であります。 　しかし、地元に事前協議もないまま計画 の具体策が提示されたこと、戸地川取水予 定計画地点には渇水期には送水する水は ないこと、また、戸地戸中北狄の海洋に異 変の可能性があること、などの地元の反対 のほか、相川の財政のきびしさ、さらに、 多額の借金による水道料の値上げ問題など

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