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		平成15年5月31日 第５号 発行　戸地白刃保存会

金泉中学校閉校式で白刃 ・・生徒たち最後の出演・・

伝統ある戸地の白刃、その後継者育成と生徒たちの情緒、体験学習の一環として、昭和55年から取り組んできた金泉中学校の「白刃学習」は、 郷土クラブ、いきいきスクール、チャレンジ21、などで通算25年間でありました。 少子化の流れは止どまることなく、加速の一途であり、残念ながら遂に、金泉中学校、 二見中学校が平成15年4月1日より、相川中学校に統合されました。 金泉中学校56年の歴史の幕引としての開校式は、去る3月25目盛大に執り行われ、その開校式で生徒の 希望により、和田佳太くん、和田直哉くんが「鎖鎌」を演じました。また、戸地白刃保存会として、大薙刀を三浦洋一氏と植野研一氏が演じ、金泉中学校の郷土学習の素晴らしさを披露しました。「戸地の白刃をはじめて見せていただきました」と言う来賓の方々も居て、 開校式にふさわしい大輪の花を添えることができました。

白刃保存会定期総会終わる

去る、3月8日戸地白刃保存会の総会が開かれ、前年度事業報告並びに決算報告が原案通り承認されました。 また、平成15年度事業計画(案)並びに収支予算(案)が原案通り可決され、新年度がスタートしました。 主な事業 １．　後継者育成のための白刃道場開設 ２．　白刃衣装の小物整備 ３．　「白刃の解説」手作り発刊 ４．　「白刃だより」第5〜6号発刊 ５．　戸地祭り協力 ６．　白刃対外出演 予算総額390,052円 ふるさと戸地では、ここ数年全く出生がなく、少子高齢化と都市集中型の流れは変わらず、戸地白刃保存会でも後継者の定着が 心配されておりますが、今後とも臨時道場の機会を提供し、後継者に対する指導を怠らないように努力しながら、伝統の郷土芸能「戸地の白刃」を後世に継承したい、 との思いは戸地白刃保存会会員の共通の願いであります。 今後ともご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

戸地川上流での採石期限が延長？ ・・採石業者が最長5年間を延長申請・・

問題発生以来、地元の反対運動が継続されておりますが、平成12年6月l2日付けで採石認可が下され、以後採石が強行されました。 その期限が平成15年6月11日てありますが、5月に入って更新5年間と言う申請が新潟県に提出し、地元での苦しみが再び始まりました。 部落総務委員会、 部落総会を急遽開催したり、新潟県、相川町、業者そして部落側（戸地川の自然を守る会を含め）四者会談を繰り返していますが、一度認可されたものを中止させることは法的にできない、 と認可権者である県は言明しております。最終決着は、まだ見えておりませんが、部落の災難はまだまだ続きます。 地元では、最小限のダメージと一日でも早い早い解決を目指しております。

東京相川会50周年記念大会で戸地門中団公演 戸地の白刃　御太鼓

去る、5月11日東京すみだリバーサイドホールで、総勢300人近い出席者を前にして、式典の後のアトラクションで、 戸地祭り門中団を戸地白刃保存会で演出し、東京相川会50周年記念大会を盛り上げた。 やはり御太鼓と白刃は、出席者の感動を呼ぴ、 会場から「お花」まで飛び出しました。ただ、経費の関係で太鼓の叩き手は、東京戸地会のみなさんにお顧いしたい、と事前に交渉しての遠征でありましたが、当日はその頼みの戸地出身者の人々が、ことごとく出張などで、不都合となり白刃出演の面々が、衣装を付けたまま 「御太鼓」も叩くと言うハードな公演こなってしまい、残念でありました。また、記念大会が終わった後、東京戸地会との親睦会を宿泊先の ホテルで行い、時を忘れて楽しいひとときを過ごし、何年ぶり、何十年振りと言う人とも、交流ができて意義の大きいものでした。東京戸地会 のみなさん、いろいろとありがとうございました。 ＊5月25日部落臨時総会がありましたので、報告しておきました

☆杖術(白刃の半棒と大棒)

杖術は、戦国時代から伝わる「技」であるが、よく知られる流派に「宮本武蔵」と立ち会った「夢想権之助」を流祖とする「神道夢想流」 そして無比流、浅山流などがある。5尺5寸(167センチ)の樫の棒を武器として、かっては戦場で命を賭けた実践技の凄さは、現在、杖術と言う吉武術を習っている人達 が認めているものです。しかも、そのほとんどが、こちらから仕掛けない「後の先」で攻撃された瞬間に技を綴り出す護身の術であります。特に、間合い、殺気、 残心が吉武術の奥義といわれ、その道歌に「突けば槍、払えば薙刀、持たば太刀、杖はかくにも、はづれざりけり」とあります。突き、払い、打ちを「技」とし、 棒には、前後が無いから前後を自在に使え、先端で突くと見せて、後端で払い上げる、と言った目くらましのコスイ技も、繰り出せるものであります。「戸地の白刃」 の「半棒、大棒」は、その意味において訓練次第では、凄い古武術であることを認識いただきたい。(文責　高村)

〜ニュース〜 山野草採取に村外者の入山を禁ず! 最近情報化社会のため、戸地の山々でも山菜の乱獲が進み、特に戸地の山には多くあるとの情報が広がり、雪割り草や行者にんにくなどの採取で大勢の人々の 入山があるため、山野草の保護が必要との判断に重り、部落の委員会で審議を重ねた結果、「山野草採取に村外者の入山を禁ず」の看板を3枚、関係するルートに設置しました。 ご理解をお願いします。

戸地部落へ初のＵターン！ 少子高齢化で、急速に人口減少をきたし、将来の郷土に不安を抱かざるを得ない現実の中、ことし4月戸地の歴史始まって以来はじめてＵターンがありました。 戸地部落の活性化に少しでも役立ってほしいと期待しています。ただ、人口流出も3人ありましたので、人口の増加には繋がりません。かくして、少子高齢化とともに 人口も減少の一途であります。戸地は大清水の水源を持ち、佐渡の中でも、採石問題が解決し、豊かな自然が戻れば、佐渡で最高の恵みとともに 一番環墳のいい一部になると確信しています。ふるさとを見直していただきたい、そんな努力を重ねます。

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